コミュニケーションの基本(8)「他者の関心事を見つける」

コミュニケーションの基本(8)「他者の関心事を見つける」

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他者の関心事を見つける、見抜く、興味を持つ

「聞き上手」「傾聴」という言葉よく聞くと思うんですけどね。これも、最近ようやく腑に落ちてきたんですけどね、ワタシ。

聞き上手=耳を傾けるのが上手、なんて理解していたところもあったんですけど、最近、「聞き上手」「傾聴」の真理をようやくたどりついたといいますか。

真理にたどり着く、なんか響きが良いので使ってみましたが(笑)。

結論は題名に出しているんですけどね(笑)。

聞き上手というのは、「相手の関心事を見抜く」とか「相手が目をキラキラさせて話すことを見つける」ことに長けている人のこと、との結論に至ったワタシです。

要は相手が「話したくてしょうがない」状態に持っていける人と言いますか。

でも相手との信頼関係を作るには大事なことですよね。

これ、私の実体験なんですけど、もうね、ナチュラルに私の関心事を突いてくる方がいらっしゃったんですよ。この方のやり取りを見て真理にたどりついたと言っても過言ではない。

その時に「聞き上手とはこういうことか!」と小躍りしました(笑)。文章上のやりとりなんですけどね、文章の中で、私が「ここ突っ込んでほしいな」というところ的確に突いてこられる。

もうね、私も嬉しくなるんですよ。「そこそこ!」という具合に(笑)。そんな体験をした後に、私なりにね、「聞き上手」というところに興味を持ちまして。

で、私は高齢者介護の仕事をしているので、普段からコミュニケーションの波に揉まれております。そんな中で色々な人のコミュニケーションというのを、客観的に、そういう目で、どういう目だと突っ込まれそうですが(笑)、観察&研究をしたワケです。

研究といってもたいそうなものではないですけどね(笑)。

で、やっぱりですね、コミュニケーションが上手な方は、見事に「相手の関心事」を見つけて、相手にたくさん話してもらっている。たくさん話をすると、「自己重要感」が満たされます。

重要感を持ってもらうと、自然と信頼関係もできてくるんですよね。

例えば、ご高齢の方と話す場合に、「一生懸命頑張ってきた仕事」とか、「没頭していた趣味」とか、「過去に行ったことがある素敵な場所」とか、そういう話をすると目を輝かせて話をされます。

それが良好な関係につながり、介護にも好影響を与える。今の派遣先(2020年11月現在、私は派遣介護士)でもそういう職員さんいらっしゃる。「おー」という目で見させていただいております。

非常に勉強になる(^^)

だからですね、介護の仕事というのは「事前情報」といいますか、その人の「生活歴」といいますか、まあ「その人の情報」なんですけどね、それが非常に重要。その人を知って、その人が喜ぶ・嬉しいポイントを知っておく。

もちろん、情報そのままを言うのではなく、会話の中から自然と出るようにですね。あらかじめ知っていたテイだと「誰から聞いた」と不信感を生む可能性はあるので要注意。気にしない人もいますけどね。

まあ、これは高齢者の方に限らず、人間関係全体に言えることだと思うんですよね。自分の関心毎に興味を持ってもらって、悪い気はしませんもんね。どちらかというと、好意に変化すると思うんですよ。

その人の情報というのは非常に大事。

私もありますもんね。話し出したら止まらない話(笑)。もちろん、特に意識をしなくても、同じような関心事を持っている人に出会うこともあります。そんな時は小躍りします(笑)。

ここからは少しテクニック的なところになりますけど、相手が興味ありそうなことについて、少しでいいから情報を調べておくと、話も広がりやすいモノ。

ちょっとでいいんです。相手が詳しいんですから。キッカケを作る意味でも、関心事を見つけたら、次回会うまでに少し調べてみる。そんなことも大切だと思っております。

私も時々します。今はネットで簡単に調べられますからね。

なので、やっぱり「色々な知識」を自分に入れておく、というのは、調べるまでもなく即座に相手が興味ある話を広げられますので、自然と聞き上手になってきますよね。

よく、「聞き上手」というと、

  • 時々相づちを入れる
  • 耳を傾ける
  • 話をよく聞く

なんて思われていますけどね。ポイントはそこではない。箇条書きのことも必要ですけど、

「相手の関心事を見抜き、目を輝かせて話をしてもらう」

これが、聞き上手。

まあですね、この辺はですね、無理にしなくても良いと思いますよ。ただ、人はどんな対応をすると嬉しいのか、そんな話なので。

信頼関係を作る基本は「良し悪し判断」「感情コントロール」「悪口・噂話ダメ」が基本なんでですね。プラスして「否定しない・軽く扱わない」も少し必要かも。

この項目は「プラスα」なので、まずはコミュニケーションの項目の最初の方に話したことを重視ですね。

今回は「関心事を見つけましょう」、なんて言いましたけど、その逆もあるので注意です。関心がない、ならまだいいんですけどね、人には「地雷」というものがありますのでね。触れられたくないこととか。

次に話をするのは「距離感」についてです。関心事を見つけようと、焦ってしまうと地雷を踏む可能性もあります。その辺をツラツラと。

ここまでのポイント
  • 理想と現実に差がある時、心が揺れ動く(喜怒哀楽)。
  • メンタルを安定させるために その1「理想を落とす」。
  • 介護の仕事の給料は「低いけど安定している」。これをどう受け止めるか。
  • 「介護の仕事は私生活の場で行われるので、関わる人達のマイルールがぶつかりあう。」人間関係が難しくなるのは当たり前のこと。
  • 「人によって違いがあるのは当たり前、特に私生活の場では当たり前の当たり前。他者に期待しない。」
  • メンタルを安定させるために その2「現実を上げる」
  • 「他者や世間一般は気にしないで自分を見つめる」。自分がしたいことを目指して、1日15分でいいからコツコツ積み上げる。継続できる方法を探す。
  • 「違い」に対して、良し悪しの判断をするのをやめる。そうすると「違い」を受け入れられるようになる。
  • 目の前で起こる出来事の「反応」は自分で選択することができる。状況を一旦飲み込み、冷静に「適切な反応」を選択する。
  • 「問題」を「解決すべき課題」に変換して考えると、頭の中が冷静になる。
  • 「自分と相反する考え方・価値観は、その人から切り取ってしまいましょう」
  • 「悪口・噂話=守秘義務違反」と考える。いくらコミュニケーションをうまく取れているとしても、悪口・噂話をしていると信頼関係は作られない。
  • 「人を変えるのではなく、自分が変わる」というのは無理に自分の考えを変えることではなく、自分が出来ることに集中し、周りへの影響力を変えること。
  • 人は否定されることを嫌がる。無理に内容に共感するのではなく、感情に共感する。そして意見や相談は軽く扱わない。
  • 「人の良いところを見る、褒める」が自然とできるよう、考え方を変えていく。褒められると誰でもウレシイ。でもムリをすると逆に二面性を疑われるので注意。
  • 「他者の関心事を見つける、見抜く。目を輝かせて話をしてもらう。」これが聞き上手。

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